冬の登山の服装
暑がりの私が
たどり着いたレイヤリング
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冬の登山で、ずっと悩んでいたのが服装でした。行動前は寒いのに、歩き始めるとかなり汗をかく。
私はもともと暑がりなので、登山を始めた頃は「寒くないように」と重ね着をして、歩き始めてすぐに汗だくになることもありました。そして、山頂や休憩場所で立ち止まると、さっきまで暑かったのに今度は汗で体が冷えてしまう。
登山ではレイヤリング(重ね着)が基本ですが、暑くなったら脱ぎ、寒くなったら着る……というのも、正直ちょっと面倒です。
できるだけ脱ぎ着を減らしながら、汗をかきすぎない。そんな服装を探して、いろいろ試してきました。今では以前よりも、かなり快適に冬の登山を楽しめるようになっています。

もちろん、寒さの感じ方は人それぞれ。「暑がりの私の場合はこんな感じ」ということで、冬の登山ウェア選びの参考にしていただければ嬉しいです。
私の基本のレイヤリング
基本は、
ドライレイヤー+ベースレイヤー+ミドルレイヤー+アウターレイヤー
この4層です。
暑がりだからといって、レイヤリングそのものを崩しているわけではありません。それぞれの役割を考えながら、その日の気温や風、山の標高に合わせて厚さを調整しています。
暖かい日・
風が強くない日・低山
比較的暖かい日や、風が強くない低山では、できるだけ軽めのウェアで登ります。

ドライレイヤー
冬に使っているドライレイヤーは、
- ファイントラック ドライレイヤー クールブラ
- モンベル ジオライン クールメッシュ タンクトップ
ファイントラックのドライレイヤー クールブラ タンクトップも購入したので、これからの冬の登山でも活躍してくれそうです。

3枚の違いはドライレイヤーの比較記事に書いています。
ベースレイヤー
ベースレイヤーには、マイルストーンのドゥバップフーディや、モンベルの長袖Tシャツ(WIC.ボーダー ロングスリーブT)などを着ています。

ミドルレイヤー
その上にパタゴニアのR1エア・ジャケットを重ねます。R1エアは通気性がよく、行動中にも着やすいウェア。
ただし、暑がりの私には、動き始めると正直暑い。登り始めはちょうどよくても、体が温まってくると脱ぎたくなります。そのため、途中から脱いで歩くことも多いです。
「通気性がいい=暑がりでもずっと着ていられる」というわけではないんだな、と実感しています。
ボトムス
ボトムスはノースフェイスのフレキシブルアンクルパンツ。今後は、今年購入したバーブライトスリムパンツを履くことが多くなりそうです。

気温が低い日・
風が強い日
気温が低い日や風が強い日、標高の高い山などでは、もう少ししっかり寒さに対応します。

ドライレイヤー
ドライレイヤーはミレーのドライナミック メッシュ タンクトップ。
ベースレイヤー
ベースレイヤーは、その日の気温や寒さに合わせて細かく調整しています。モンベルの半袖Tシャツ(WIC.T)、ジオライン L.W.、スーパーナチュラルのメリノウールなどを使い分けています。
ここは「冬だからこれ」と決めているわけではなく、天気や気温を見ながら選びます。

ミドルレイヤー
ミドルレイヤーには、スタティックのアドリフトクルー。これが、暑がりの私にはかなり使いやすいウェアです。
風が通るので、保温しすぎない。寒い時期でも、行動中に着たまま動きやすいところが気に入っています。
さらに、登り始めなど風が強いときは、ミレーのティフォン50000ストレッチジャケットを羽織ります。風を防ぐだけでも、体感温度はかなり変わります。暑くなってきたら脱ぐ。
私の場合は、保温力の高いウェアを一枚で調整するよりも、「風を防ぐ」「通気させる」を組み合わせて調整するほうが、汗をかきにくく快適でした。
ボトムス
ボトムスはノースフェイスのアルパインライトパンツ。必要に応じてモンベルのジオライン L.W. タイツをはいています。

アウターレイヤー
アウターは、暖かい日も寒い日も、その日に合わせて選びます。レインウェアのミレー ティフォン50000ストレッチジャケットと、保温着のパタゴニア ナノ・パフ・ジャケットかモンベル ライトアルパインダウンパーカ。

保温着は
「使わなくても持っていく」
暑がりなので、保温着を実際に着ることはそれほど多くありません。それでも、毎回必ずザックに入れています。
なぜなら、寒いと思ってから保温着を着ても、すぐに体が暖まるとは限らないからです。特に山では、休憩中に体が冷えてしまうことがあります。
「私は暑がりだから大丈夫」と思っていても、状況が変われば寒くなることもある。そのため、使わない日でも保険として持っていきます。
持っていくのは、
- パタゴニア ナノ・パフ・ジャケット
- モンベル ライトアルパインダウンパーカ
のどちらか。


暖かさでいえば、モンベルのほうが少し暖かく感じます。ただ、ダウンは濡れに弱いので、最近は化繊のナノ・パフを持っていくことが多くなりました。
「使うかどうかわからないけれど、持っていると安心」。私にとっては、そんな存在です。
首・手・頭も、
その日の寒さで調整
ウェアだけではなく、首や手、頭まわりも、その日の気温によって変えています。
ネックゲイター
モンベルのトレールアクション ネックゲイターを使っています。私は冬でもヤケーヌを使っているので、ネックゲイターを使うのは本当に寒い日だけ。首元を覆うだけで、かなり暖かく感じます。

グローブ
グローブは、
- モンベル トレールアクショングローブ
- モンベル ドライテック レイングローブ(防水)
- トラスコ中山の発熱軍手
- ワークマンの防水・撥水グローブ
などを使い分けています。




普段よく使うのはトレールアクショングローブ。寒い日は、その中に発熱軍手を重ねます。それでも寒ければ、さらに上から防水グローブ。
一方、ワークマンのグローブは中綿入りで暖かいのですが、私の場合は行動中に着けると汗をかいてしまいます。そのため、長時間休憩するときに使ったり、予備としてザックに入れたりしています。
帽子
帽子は、
- ミズノ×イルビゾンテのゴアテックスキャップ
- halo commodity(ハロ コモディティ)のフラッターガイドキャップ
- マウンテンハードウェアのYAMAP別注 ポーラテックハイロフトグリッドビーニー
を使っています。



ミズノ×イルビゾンテのキャップは、防水なので、天気が不安定なときにも使いやすく、使用頻度の高い帽子です。
冬に意外とつらいのが、耳の冷たさ。「ちょっと寒いな」くらいなら気にならなくても、風が強い日に耳が冷えてくると、冷気が痛く感じることがあります。
そんなときに耳当て付きの帽子が役立ちます。暑くなったら耳当てを頭の上に留めておけるので、温度調整もしやすくて気に入っています。
ビーニーは、「暖かさ」と「通気性」を備えた、軽量ビーニーです。そして、折りたたむとポケットに収まるほど小さくなります。耳まで隠すことができ、圧迫感がないのもお気に入りポイントです。
冬の登山で失敗したこと
最後に、私が実際に失敗した話です。
登山を始めた頃は、朝が寒いと「寒いよりはいいだろう」と思って、ダウンを着て登っていました。結果は……汗だく。
私の場合、朝の寒さだけを基準にして服を選ぶと、歩き始めてから暑すぎてしまいます。そこからは、「少し寒いかな」くらいの服装で歩き始めるようになりました。
もちろん、寒すぎるのはNG。でも、歩き始めれば体は温まります。
「登山口でちょうどいい服装」ではなく、「歩き始めて体が温まったときにちょうどいい服装」を意識するようになってから、汗の量がかなり変わりました。
反対に、
「これは寒かった」という失敗
暑がりの私でも、寒かった失敗があります。それが、ジオライン L.W. のUネックシャツ。首元が大きく開いていて、袖も七分丈のタイプです。

これが思った以上に寒かった。特に、首と手首が冷えると、体感的にかなり寒く感じます。
それ以来、通気性のよいミドルレイヤーを着るときは、首元がしっかり覆われるラウンドネックのベースレイヤーを選ぶようになりました。
「暑がりだから、とにかく薄着にすればいい」
というわけでもないんですよね。
必要なところはしっかり覆いながら、熱がこもりすぎないようにする。私の場合は、このバランスが大切でした。
暑がりの私が
冬の登山で大切にしていること
冬の登山というと、「暖かいウェアを着る」ことを考えがちです。でも、私の場合は少し違いました。
暖かくすることより、汗をかきすぎないこと。
そして、
汗をかいて立ち止まるときは、汗冷えする前にアウターを着ること。
この2つを意識するようになってから、冬の登山がずいぶん快適になりました。
その日の気温、風、標高、そして自分の体調。同じ冬でも条件は毎回違うので、「この組み合わせが正解」というものはありません。それでも、自分がどのくらい暑くなるのか、どこが冷えやすいのかが分かってくると、ウェア選びはかなり楽になります。
私もまだ試行錯誤中ですが、これからも「暑がりでも快適に登れる冬の服装」を探していきたいと思っています。
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