【レビュー】フォックスファイヤー
「SCイージーアームカバー」
着るだけで虫よけ、
リンパ浮腫予防の心強い相棒
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夏の低山は虫が多く、過去にはアブに刺されてひどく腫れ、病院に駆け込んだ経験もあります。
私は乳がんの手術を経験しており、医師から「リンパ浮腫予防のために、絶対に虫に刺されないように」と指導されています。腋下のリンパ節を一部切除(郭清)しているため、現在はまだむくみが出ていなくても、局所的な免疫力が低下している状態です。
もし虫に刺され、その傷口から細菌が侵入すると、感染症(蜂窩織炎/ほうかしきえん)を起こしやすくなります。そして、それがきっかけでリンパ浮腫を発症してしまうリスクがあるのです。万が一刺されたときのために、いつも虫刺されパッチを持ち歩き、絶対に掻き壊さないよう注意を払っています。

肌が弱い私が、虫除けスプレーから
アームカバーに切り替えた理由
もともと肌が弱く、以前は衣服の上から使える虫除けスプレーを使用していましたが、乳がんの術後に購入したのがこの「SCイージーアームカバー」でした。
この製品には、虫ケア用品大手の「アース製薬」と、繊維メーカーの「帝人フロンティア」が共同開発した、着るだけで虫よけになる防虫素材「スコーロン」が使われています。蚊などの虫が生地にとまると、成分を感知して刺す前にすっと逃げていく仕組みです。リンパ浮腫の予防(細菌感染対策)として、心強く、強力なサポートアイテムだと感じています。
実際の使用感と、
優れた「滑り止め」の工夫

サイズはSサイズ(ユニセックス)を購入。私の二の腕はしっかりめな方ですが、ぴったりフィットしてくれます。ゴムで強く締め付けるタイプではないので、長時間つけていても腕がつらくなりません。

特筆すべきは、二の腕側の内側にある半円形のグレーのパーツ(滑り止め)です。ゴムの締め付け力だけでずり落ちを防ごうとすると、どうしても腕を強く圧迫してしまいます。しかし、この製品はシリコンの摩擦(グリップ力)を利用しているため、ゴムをきつく締め付けなくても、ピタッと定位置に留まってくれます。実際に着用していて、一度もずり落ちてきたことはありません。
着け心地が快適なので、今では山だけでなく、街へのお出かけ時にも重宝しています。
少し気になるところ
生地がしっかりしている分、人によっては少し硬さを感じるかもしれません。以前使用していたCW-Xのアームカバーの方が、伸縮性は高かったように感じます。
また、CW-Xのアームカバーは二の腕の内側をぐるりと一周するタイプのゴムバンド仕様になっています。そのため、少し締め付け感があり、リンパ浮腫のリスクを考慮して、現在は登山での使用を控えています。
進化した現行の
「おすすめ2モデル」
私が持っているものは旧型となるため、今から新しく購入されるのであれば、さらに進化した現行の2種類がおすすめです。
どちらも優れた防虫技術(スコーロン)を搭載していますが、「カバーする範囲」と「着心地・涼しさ」に大きな違いがあります。参考にしてくださいね。
| 比較項目 | SCドットオンアームカバー(最新作) | SCエルゴアームカバー(定番) |
|---|---|---|
| 守れる範囲 | 二の腕 〜 手首まで(筒型) | 二の腕 〜 手の甲まで(指穴付き) |
| フィット感 | ふんわりソフト、締め付けが少ない | ピッタリめ、肌に立体フィットする |
| 夏の涼しさ | 非常に涼しい(接触冷感機能つき) | 涼しい(薄手でサラッとした吸汗速乾) |
| 防虫加工 | 表面にドット状プリント(通気性が良い) | 生地の繊維全体に均一に加工 |
| 主なサイズ | XS / S / M / L(細身でも選びやすい) | S / M(男女兼用サイズ) |
病を経験したからといって、大好きな山の景色を諦めたくはなかった。 一歩一歩、自分の足で緑の中を進んでいきたい。
「防虫」という小さな機能が、私にとっては、再び山へ向かうための大きな「勇気」になりました。 流れる汗も、吹き抜ける風も、あの日と変わらず美しいまま。 ケアを怠らず、自分を大切に労わりながら、私はこれからも山と共に歩んでいきます。
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