【レビュー】ファイントラック
「ドラウトクアッド」
富士山の日差しと汗を、
132gの長袖1枚で
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涼しくて、UVカットもある
長袖シャツを探して
私は乳がんの手術を経験しています。リンパ浮腫を予防するため、登山では長袖シャツを選ぶことが多くなりました。
普段気に入って着ているティートンブロスの「チルハーフジップシャツ」や、マイルストーンの「ドゥバップフーディー」は、通気性が高くてとても涼しいのですが、UVカットの表記がありません。
そんなとき、富士山に行くことが決まりました。太陽が近く、遮るもののない富士山では、日焼け対策が必須です。肌の炎症はもちろん、直射日光による疲労を少しでも抑えたい。涼しさとUVカットを両立した長袖シャツを探して出会ったのが、ファイントラックの「ドラウトクアッド」でした。
春〜夏のアルプスをメインターゲットにした、薄手で高通気なベースレイヤー。まさに私が探していた一着そのものでした。実際に富士山で着て感じた着心地を書きます。
162.5cmの私が、
メンズMを選んだ理由
162.5cmの私は、メンズのMサイズを選びました。
胸やお尻がしっかりしている体型なので、レディースのシャツは体のラインを拾ってしまいます。そのため、着丈が長めでゆとりのあるメンズやユニセックスを選ぶことが多いです。
富士山で全身が写っている写真がなかったので、バランスが分かりやすいように、皿倉山で撮った写真を載せておきます。

同じMサイズでも、チルハーフジップシャツやドゥバップフーディーと比べると、ドラウトクアッドはタイトに作られています。ほかのブランドのSサイズくらいの感覚です。大きい順に並べると、こうなります。
- チルハーフジップシャツ > ドゥバップフーディー > ドラウトクアッド
Lサイズに交換しようか迷いましたが、ドライインナーが汗を吸い上げるには少し体に沿っているほうがいいと思い、Mサイズにしました。2日間着てみて、Mで正解でした。写真の通り、すごくタイトというわけではありません。
色は、メンズのダークグリーンがいちばん好きだったことも、メンズにした理由です。レディースとメンズを合わせると選べる色がぐっと増えるので、リンクから見てみてください。
登山を快適にする
優れた機能性
特殊加工と3層構造の組み合わせで、半永久的に続く吸汗性と速乾性。繊維を細かく密に編み上げる「高密度ニット」で、薄くて風が通るのに摩擦や引っ張りに強く、その高密度編みが薄さを保ったまま紫外線を物理的に遮ります。

肌にあたる洗濯タグが付いていないのも気に入りました。品質表示は背面の内側にプリントされています。

衣服の脇下などに縫い付けられる三角形やひし形の切り替え生地を「ガゼット」といいます。このシャツは脇下にガゼットが入っているため、腕を動かしても裾が突っ張りにくい作りです。
富士山で実感したこと

2日目は日焼け止めなし。それでも焼けなかった
写真の通りメッシュのような薄さなのに、紫外線はしっかり遮ってくれました。1日目の朝は念のため日焼け止めを塗りましたが、2日目は塗っていません。それでも、シャツで覆われていたところは全く焼けませんでした。塗らなくても大丈夫だと思います。
山小屋まで、これ1枚で涼しかった
富士山の1日目はお昼からの登山だったため、かなり暑く汗をかきました。それでも風が通り抜けるので、とても気持ちよく登ることができました。七合目を過ぎるとかなり気温が下がってきますが、山小屋までこれ一枚で快適に過ごせました。
ザックを下ろしている間に、背中が乾いた
ザックを下ろして荷物の整理をしている間に、背中はほぼ乾いていました。時間は計っていませんが、かなりドライな感じで、モンベルのドライレイヤーを着ているときに近い感覚です。
2日間、臭いが気にならなかった
富士山の2日間、ドライインナーを着替えながらこの一枚で通しましたが、臭いも気にならず快適でした。
腕を上げても、裾が上がらない
脇下のガゼットのおかげで、ザックを背負って腕を大きく上げ下げしても、裾がめくれ上がったり突っ張ったりしません。
実測132g

重さを量ってみました。メンズMサイズで132g。着替えとして持っていくのにも負担にならない重さです。
正直に伝えたい
「気になるポイント」

引っ掛けに注意。 繊細なニット生地なので、枝、面ファスナー(マジックテープ)、硬い物との接触には気をつける必要があります。富士山から帰ってきて気がついたのですが、どこかで引っかけたようで、少しツレができてしまいました。
デザインはとてもシンプルです。おしゃれを楽しむというより、機能で選んだ一枚です。
お手入れ

私はネットに入れて、ファイントラックの「オールウォッシュ」で洗っています。
中性洗剤でもいいと思いますが、吸汗速乾を長く保つためにも専用洗剤をおすすめします。柔軟剤と乾燥機は避けてください。

見上げる山頂は遥か遠く、照りつける陽射しはどこまでも眩しい。
簡単な山ではなかったけれど、富士山を思い出すたび、あの吹き抜ける風の心地よさが鮮やかによみがえります。
肌を守り、汗を逃がし、そっと背中を押してくれる一着とともに。
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